狙うは大きな市場より、小さくても開拓できる市場

リアルミーでは短期的に働くパパママを重点ターゲットとしています。これは、人々が自分らしさを追求し、いきいきと暮らす世界を創りだすというミッションを考えたときに、仕事と育児の両立で自分らしさに課題を感じやすいのが働くパパママ世代だな、と思ったからです。

が、理由は他にもあって、そのうち1つが家族とか育児をターゲットにしたプロダクトはIT/WEB業界でもだいぶ増えてきたけれど、意外と働くパパママと限定したプロダクトは無いなと思ったからです。

当たり前の話、家族といっても都会と田舎では姿が違うし、共働きかそうでないかでも違う。共働きの中でも夫婦両方がほぼフルタイム近くで働いている場合もあれば、片方がパートタイムで働いている場合もある。それによってライフスタイルは大きく異なり、抱える課題も異なります。ちなみに、昭和だとサラリーマンと主婦が主流でしたが、いまは共働きのほうが多数派になりました。それでも、夫婦両方がフルタイム近くで働いているケースは子どもあり世帯の中でも2割程度とマイナーな存在です。

つまり、世の平均的な家族像と働くパパママの家族像には乖離がある。しかし、実態として割合は増えている。そういう市場は今は小さいけれども、今後チャンスがありそうだなぁという気がしました。

「市場規模が○○億円あるから有望です」は意味がない

よくスタートアップやベンチャーでは、「この市場は○○億円規模だから有望です」という話が出たりしますが、そういう話にはあまり意味がないかなと思っています。明確に大きな市場であると言えるのであれば、すでにプレイヤーがいて、激しい競争で利益を削り合っており、ベンチャーが正面から戦うことは難しいからです。

リアルミーとしては、あえて小さな市場もしくはほとんどゼロに近いように見える市場を選びます。ただし、適切なプロダクトをつくることで市場を開拓(創造)でき、リーダーとなれる場所を選ぼうとしています。ゼロ・トゥ・ワンの著者であるピーターティールは“競争とは「負け犬」がするもの”と言っていますが、まさにそのとおりで、いかに戦わないで済むかを日々考えている感じです。

いま、リアルミーキャリアという、育児中で時短正社員として働く方向けの転職サービスをメインでやっています。この層は雇用の流動性が無いことから、転職市場がほとんど無いように見えます。就業規則上、多くの会社では転職を受けいれられない。一方で、若い会社は働く時間にこだわらないケースが増えてきている。時短正社員として働く(特に)ワーママは年々増えているし、転職できないことで不満は溜まっている。労働人口が減り、解消できない人手不足も発生する。そう考えると、適切なプロダクトを提供することで市場を創ることはできるのかなと思います。

(そうは言っても、本当に市場を開拓できるかはやってみないとわからない。産みの苦しみがあります。創業当初は顧客もつかないから、カバー写真みたく暇すぎて植物の水やりばかりやっていました。会社経営は忙しいより暇なほうが辛い。)

競争しないことで本質を追求できる

競争が激しくなると、会社は競争相手に目が行ってしまい、肝心のクライアントやユーザを見なくなってしまうなと思います。プロダクトを良くするよりも、マーケティングやセールスに力が入り、ニーズが無い層にも無理やり売ろうとしてしまう。プロダクトを実態以上に良く見せるための広告、ランディングページ、営業トーク、それを実現するためのA/Bテスト・・・などを否定するわけではないけれど、結局のところ顧客のLoseによってWinを得ているにすぎません。

会社で働くメンバーが「なんだかなぁ」と思いつつ、やりたくもないマーケティングをやるのだとすれば、自分らしさ追求というミッションから遠のいてしまう気もします。となれば、本質を追求するためにも市場選択と戦わないための戦略づくりが大事だなと思います。

リアルミーはそんなことを考えている会社なので、ご興味があれば気軽にご連絡ください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です