6月末でリアルミーの7期目が終了となります。
おかげさまでキャリア事業で取りあつかう企業・求人数も大幅に増加し、登録いただく候補者も増え、サービスの力は強くなりました。
一方で、サービスの提供対象はまだまだ限定的であると言わざるをえないでしょう。
具体的には
- 業界:IT・人材業界に大きく偏っている
- 地域:首都圏に大きく偏っている
- スキルや職種:業界の範囲に影響を受け偏りがある
といった状態です。
要は、もともと働き方な柔軟であるIT・人材業界へのマッチングに偏りすぎており、その結果としてIT企業の本社機能が集中する東京への偏り、そして職種の偏りが発生しているということです。
この状況は弊社に限らず、働くパパママをターゲットとした人材系企業は同様の状態のようです。弊社は取引社数が多いため裾野は比較的広いほうではないかと考えますが、規模が小さな紹介会社であればなおのこと、IT業界に適合しない候補者へのサポートはかなり絞っているのではないでしょうか。
いまや転職エージェントのサービスは日本全国津々浦々で提供されています。本来、転職の選択肢は地域や業界に限らず幅広く提供されるべきものです。
その状態と比較すれば、我々の立ち位置というのはまだまだ理想とかけ離れているといえます。もちろん、ITや人材といった業界でも、もっと時短勤務者等働くパパママの業界内の流動、業界外からの流入を増やすべきですが、いつまでも一部の人たちのものにしておくわけにもいきません。
来期は他業界へのマッチング事例を増やしつつもともと進出している関西のさらなる強化と、福岡、名古屋へも進出します。
全国津々浦々ではないにしても、主要都市圏では時間に制約があっても転職の選択肢がある、という状態は実現していきたいと考えています。