先週からサービスのリリース準備や広告のセットアップ、リリース後の微調整で忙しくなってしまいましたが、サービス第一弾として「ベビミル」をオープンしました。
ベビーシッター会社のサービスを市区町村ごとに検索、比較して、気になれば資料請求ができるという、シンプルなサービスです。日本の共働き率が70%に達しつつある中、保育所の利用率が6,7割(当たり前ですが、共働き世帯のほとんどが利用)で、一方ベビーシッターを1回でも使ったことがあるという方は1割ぐらいだそうですね。仕事と子育ての両立が大変だという中で、まだまだ普及していないのが現状です。
さて、どうして普及しないのかでいうと、3つぐらいポイントがあると思います。
1つは文化として、子育てを他人に任せることに罪悪案があることと、知らない人を家にあげるのが怖いということですね。シンガポールだとフィリピンやインドネシアからメイドを雇い、自宅の空き部屋を居室として提供しながらメイド、ベビーシッターを任せるのですが、なにか悪さをすることがあれば即刻退去になりますから、抑止力が働きます。日本人はマナーに敏感だからめったに事故は起こらないのだけれど、それでも心理的にはまだまだハードルが高いですよね。
2つ目はシッターの人材不足です。どうやら、シッターを利用したいとう問い合わせがあっても、お断りしてしまう又はすぐに受けられないという会社が一定あるみたいですね。パートタイマーの時給はここ数年で上がりましたから、サービスの適正料金とシッターの時給を見直す時期に来ているのかもしれません。
最後は料金・サービス体系の複雑さです。実際に自分で調べてみて感じましたが、入会費、年会費があったり、時間あたりの単価も時間帯によって違ったり、沐浴するとオプション料金がついたりと複雑です。もちろん、日中よりも夜が高くなるのは原価である人件費の問題上仕方がないと思うのですが、厳密な原価をベースとして値段付けが、かえって消費者を寄せ付けない要因になってしまっている気がします。
ベビミルは特に最後の課題解決にフォーカスしていて、ちょっとでもハードルが下がると良いなぁと思って提供しています。比較しやすいデザインにしたり、ラインナップを増やしたり、対応地域を増やしたり、ベビーシッター活用方法の啓発をしたり、改善をどんどん重ねていく予定なので、ベビーシッターにご興味がある方がご活用いただけると幸いです。