現在、リアルミーのサービス第一弾として、ベビーシッターサービスの比較検討ができるウェブサイトを作っています。
ベビーシッターサービスは矢野経済研究所によれば、250億円ほどの市場だそうです。どうも実際はもう少し小さいのではないかと言われています。おそらくは100億、200億、多くても300億円ぐらいの、小さなマーケットです。介護保険市場が10兆円ですから、保育園の4,500億円市場とあわせても、やはり日本は高齢化国家なのだなぁと思います。新生児数は毎年100万人を切りましたから。
さて、そんな小さな市場であえて第一弾のサービスを立ち上げるのには、いくつか理由があります。1つは「自分らしさ」という観点から考えれば、ワーキングマザーのネガティブが強く顕在化しているからです。子育てと仕事の両立を思い通りにすすめるためには、職場環境を変えることも大事だけれども、家事育児を省力化することも大事でしょう。
そこで家事代行やベビーシッターは大いに役立つのですが、正しい使い方の認知が広まっておらず、利用に二の足を踏む方が多いのではないかと思われます。今回リリースを準備しているサービスが、ベビーシッターを使うことに対するハードルを下げるきっかけになれば良いなぁと思います。世間一般では、ベビーシッターは富裕層向けと思われているかもしれません。確かに、毎日使えば大きな費用負担ですが、週に1回、月に数回程度なら、一般家庭でも十分に活用可能です。また、ベネフィット・ワンなどの福利厚生サービスや市区町村の補助を活用すれば、ディスカウント価格で利用できます。
もう1つは、小さな市場のニッチなサービスは、身軽なベンチャーだからこそできることかなぁと思うからです。もちろん、事業をスケールさせる観点からいえば物足りないと判断される方が多いとは思うのですが、リアルミーはベビーシッター以外の支援も組み合わせて提供していきたいと考えていますから、はじめの一歩として着手しやすい事業サイズ感かなと思っています。
リリースは9月の上旬を予定していて、ちょうど1ヶ月後ぐらいには稼働し始めていると思います。動き出したら、またブログでご報告していきます。