フレックス&リモートを使ったリアルミーでの働き方

ある日の働き方

この日は特に午前中にアポイントが無かったため、普段より遅めに起きて朝食を済ませ、9時頃から自宅で仕事を開始。いつもは次のアポイント場所の近くのカフェで仕事をしますが、あいにく春の嵐で天気が悪く、自宅で作業をしていました。

昼ごろになっても天気は悪いままだったので自宅で作業を続け、14時すぎに自宅を出てアポイント先へ向かいます。15時から商談を行い、そのあとはテレカンが1本あるだけだったため自宅近くのカフェで少し作業をして、雨が止んだすきに外食を済ませて自宅に戻ってテレカンをしました。

また、私はよく社外の人とモーニングします。モーニングのあとはオフィスに行くこともあれば、アポイント先へ行くこともあるし、モーニングしたカフェで仕事をし続けることもある。無駄な移動時間を減らして、快適な場所で仕事をするようにしています。

これは私が代表だからできるとか、重役出勤スタイルなんじゃないかとかではなくて、リアルミーなら誰でもできることです。(社外の人と会うのは貴重なインプットだから、勤務時間をつかってお相手のオフィス近くまで出向いてランチをすることだって有りです)

この働き方に慣れるのには、少し時間がかかった

昔だったら天気が悪かろうと、昼過ぎにアポイントがあろうと、午前中はオフィスに出勤して仕事をしていました。午後のアポイントが終わったあともオフィスには戻っていたはず。朝礼があれば出社しなければいけないから、社外の人とモーニングすることも難しかった。そして、それが疑いなく当たり前のことだと思っていました。

しかし、いざフレックス&リモートを会社に導入してみたところ、みんな自立的に働く時間や場所を決めるようになった。逆にコミュニケーションが必要だと思えばメンバーで集まって長時間ランチをするし、オフィスにも出社する。はじめのころは「時間があればオフィスに出社しなければいけない」という感覚が強かったのですが、それもすっかり無くなりました。アウトプットも落ちていない。

オフィスで働くことの本質的な意味とは?

そもそも、オフィスで働く意味ってなんでしょうか?自宅だと集中できないならば、自宅近くのカフェでもコワーキングスペースでも良さそうです。チームワークを発揮するならば、目的を設定して打ち合わせをしたり、交流を行えば良い。

オフィスで顔をあわせているからといってチームワークが強くなるわけではない。集中したいからと言って隅っこで仕事をしている人もいるぐらいです。誰かが見ていないと怠けるのではないかと思うならば、それも違うでしょう。PCに向かっている人を監視したとして、その人が仕事をしているのかボーッと画面を見ているだけなのか、判別することは不可能です。むしろ、PCに向かってないときのほうがアウトプットしていることだってあります。見られることで勤勉さを評価される時代ではありません(肉体労働であれば別かもしれませんが)。

巷の働き方論を健全に疑い続けること

そう考えると、今まで当たり前だと思われていた管理方法が、知能労働においては実は意味がないものなのでは?という疑いが出てきます。本質を追求することを大事にするリアルミーでは、今まで当たり前だと思われてきたことを健全に、徹底的に疑っています。

そのため、完全に逆サイドの考え方である「全員が在宅で、働く時間も完全にバラバラで顔を合わさずに仕事ができる」ということにも懐疑的です。少なくとも、いまのリアルミーのビジネスモデルだと成果が落ちる可能性がある。あくまで成果を出すためのフレックス&リモートであって、それ自体を制約にはしません。必要だと思えばオフィスに顔を出して交流やチームワーク、トレーニングなどを行います。その際は働く時間もチームで合わせます。個々のメンバーが自立的に考えて、必要だと思ってチームワークすることが大事です。単に自由を謳歌するわけではない。

答えがあるわけでなく常に模索中ですが、それでも場所や時間に縛りがないというのはずいぶんと快適です。快適に仕事ができるということは、アウトプットの質が上がるということです。リアルミーは事業内容から「ワーママに配慮して、そういう働き方にしているんですか?」と聞かれることがありますが、「やってみたらこっちのほうが成果が高そうだから」というのが本質的な答えかなと思っています。

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